
だいぶ時間が経ってしまったんですが、先月盛岡に帰ったときの話です。
久しぶりに帰る盛岡は、墓参りを除くと、やはり「旅行」という感覚になってしまっています。
事前にどんなイベントがあるか調べ、それに合わせて日程を組みます。
今回は、8月16日、盛岡の送り盆の恒例行事である「舟っこ流し」を見に行きました。
北上川の明治橋上流のところで、周辺の町の関係者や学校の児童などが思い思いの飾り付けをした舟に火を放ちながら流し、先祖の霊を見送るという行事です。
実は、子供の頃に一度見に来たことがあったのですが、印象はだいぶ薄れていました。
今回、2回目の観覧となったのですが、自分の心の中のイメージよりも、はるかに派手な印象でした。
というのも、花火や爆竹(しかも音が大きい)といった、音でアピールする部分がかなり多く感じました。
前に見たのは20年以上も前なので、当時と比較して内容も変わってきた部分もあるのかもしれません。
仙北町や南大通、鉈屋町など、近辺の町の名前を掲げた船は多くが竜の装飾を施されているのですが、左岸と右岸それぞれから川に進水し、火が放たれ、ある船は花火を次々と打ち上げ、またある船は猛烈な爆竹の音を響かせ、男たちにロープで支えられながらゆっくりと流されていきます。中には、竜の眼が光ったり、口から煙をはいたり、凝ったものもありました。
ふるさとの厳かな行事を見ていて、何となくジーンときてしまいました。
送り盆の行事としては、灯籠流しが全国的に広く行われているかもしれません。もちろん、盛岡でも舟っこ流しとともに灯籠流しも行うのですが、こういう舟の行事は珍しいものかもしれません。
これは、かつて、北上川がしばしば大雨で増水し、明治橋が流されたり、川が氾濫するといった洪水の被害を受けてきた歴史と無関係ではないと思っているのですが。
1年に1回のイベントなので、見に行きたいと思っても来年の8月16日になってしまうわけですが、盛岡を知らない人がもし機会があるならば、一度見てほしいと思う行事の一つです。

進水を待つ舟と観客。後ろは明治橋。当然ながら、今では橋が落ちることはない。
舟っこ流しの後は、灯籠流しがあって、暗くなると花火大会です。
花火大会の最後のほうを岩手公園(盛岡城跡)で見たのですが、素晴らしかったです。
