日々の生活+あー坊

最近、ヒルクライムにはまっています。函館の食べ物などの話題も。あー坊は副管理人。
日々の生活+あー坊 TOP  >  家庭の料理 >  伝統のもつ鍋

伝統のもつ鍋

実家の伝統の味といったら大げさなんですが、それを彼女にも味わってほしいと思ったので、先日、腕をふるってもつ鍋を作りました。
今は亡き祖父母の味で、実家では、もつ鍋ではなくてホルモンと呼んでいました。ホルモンというと本当は肉の名前なのですが、実家ではホルモンと言うともつ鍋のことを意味していました。ホルモンを使った他の料理はありませんでしたね。
その、「ホルモン」は実家では昔からあったのですが、私が高校生の頃でしょうか、もつ鍋ブームが起きまして、その時初めて「もつ鍋」という言葉を知りました。でも、その料理自体は昔から食べていたんです。

もつをスーパーに買いに行ったら、塩ホルモンのほうが多かったです。焼き肉用の需要が多いんでしょうね。めぼしいものがなかったので、臓物専門店とかいうビセラショップに行ってみたら、確かにホルモンのラインナップは多かったです。一番安かった白もつを購入しました。

久しぶりのもつ鍋、もうずいぶん長い間料理を作っていないので、戸惑うこともあったんですが、なんとか完成しました。
味は、自分としてはもうひとつだったのですが、彼女はおいしいと言って喜んでくれました。
もつも、安いのを選んだわりには良いものだったと思います。なお、値段が安かったのは、加熱など加工をしていない生のホルモンだからかもしれません。

伝統のもつ鍋のポイントは、とくかくもつをじっくり煮込むこと。もつが溶けて小さくなるほどに煮込みます。私の祖父は、夕方に食べるもつ鍋を、昼から七輪か薪ストーブの上で煮込んでいたこともあります。
それと、もつと一緒ににんにくを、こちらも形がくずれかけるくらいになるまで煮込みます。
酒を入れて煮込みます。
にんじんは乱切りにして、十分にやわらかくなるまで煮込みます。
味付けは醤油ベース。みりんも入れます。伝統の味は濃いめで、かなりまったりとした味でした。味が濃いのは、ご飯のおかずという面もあったからだと思います。

祖父母は零細な専業農家で、よく、昔は肉なんて食べられなかったと言っていました。肉が高価で滅多に食べることができなかったからこそ、ホルモン(放るもの、捨てるもの、という言葉からきているらしい)のような安いものを食べていたのだと思います。
豚汁というと、誰もが分かるでしょうが、実家ではこれを「肉汁」と呼んでいました。肉汁と言えば豚肉が入っているものを意味するようです。これは、肉が入っていることのほうが、何の肉が入っているかよりも重要だったことを意味しているのだと思います。ちなみに、牛肉はさらに贅沢な、特別なものだったようです。

今では、肉でもいろんな製品が手軽に買うことができますが、昔に比べれば幸せな時代なんだろうなとも思います。
[ 2007/04/09 20:14 ] 家庭の料理 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

月別アーカイブ
プロフィール

iyuj07

Author:iyuj07
FC2ブログへようこそ!

ブロとも申請フォーム